メキシカーノ パデルの得点計算とペアの決め方
Mexicanoでは、ラリーを1本取るごとに1ポイントが入り、1試合は決められた合計点で終わります。一般的には両ペア合わせて16点、24点、32点です。各選手は自分のペアが取った得点を、そのまま個人の持ち点として受け取ります。この個人合計をもとに順位表が計算し直され、その順位表が次のラウンドで誰と誰が組むかを決めます。
ここがこの形式の最大の特徴です。Americanoでは、得点を数えるのは最終順位を決めるためでした。Mexicanoでは、得点を数えることが次のラウンドそのものを作り出します。最初のラリーからコート割りの決定まで、この流れがどう動くのかを見ていきましょう。

メキシカーノの点数の数え方
数え方はAmericanoとまったく同じで、通常のパデルの15-30-40とはまったく別物です。
1本取れば1ポイント
ゲームもセットもアドバンテージもありません。ラリーを1本取るたびに、自分のペアのカウンターに1ポイントが加算されます。相手のミス、相手コートでの2バウンド、決まったスマッシュ、どれも同じ価値で、すべて1点です。
選手は試合中「12対9」「17対15」といった生のスコアをそのまま読み上げます。だからこそ、初心者にも競技者にも分かりやすく、審判もいらず、ゲームカウントの引き継ぎでもめることもありません。
試合は決められた合計点で終わる
Mexicanoの1試合は2セット先取ではなく、両ペアで分け合う合計得点に達するまで行われます。クラブでよく使われる形式は次の3つです。
- 16点:8分前後の短い試合。参加人数が多くコートが少ないときに便利です
- 24点:もっとも普及している設定で、1試合およそ12分です
- 32点:16分前後の長めの試合。少人数のグループに向いています
この数字は両チームの合計であって、1チームあたりの目標ではありません。24点形式の試合が14対10で終われば、14と10で24になるので、その試合は最後まで行われたことになります。自分たちだけで24点を目指すわけではありません。
得点は個人単位で加算される
ダブルスでプレーしますが、順位表は個人単位です。14対10で終わったこの試合なら、
- 勝ったペアの2人はそれぞれ14点
- 負けたペアの2人はそれぞれ10点
を受け取ります。
つまり負けた側も手ぶらで帰ることはありません。僅差で落とした試合は大勝とほとんど変わらない点数になるため、勝負が決まった後でも1本1本を争う意味が残ります。配点の詳細はAmericanoと同じで、Americanoの得点システムのガイドで1つずつ解説しています。
得点が動かすもの、順位表が次のラウンドを作る
ここがMexicanoの本当の違いです。各ラウンドが終わると、主催者は順位表を更新するだけでは終わりません。その順位表を、次のラウンドの席次表として使います。
第1ラウンドは抽選
大会の開始時点では誰も得点を持っていないため、順位表がまだ存在しません。そこで第1ラウンドは無作為に組まれます。これは基準づくりの役割で、終わった時点で最初の順位表ができ、仕組みが動き始めます。
だからMexicanoでは、第1ラウンドが偏っていても心配はいりません。この形式は次のラウンドから自動的に修正されます。
順位表を4人ずつに区切る
順位表ができたら、選手は順位の順に4人ずつまとめられます。1位から4位が1組、5位から8位が1組、という具合に最下位まで続きます。
4人の各組が1面のコートに入り、割り当ても順位に従います。上位の組がコート1、次の組がコート2、と順に並びます。これがMexicanoに期待される入れ替え戦の動きです。勝てばコート1に向かって上がり、負けが続けば下位のコートへ落ちていきます。
この収束こそがこの形式の本当のご褒美です。大会が進むほど試合は競り合いになります。自分と同じだけ点を積み上げてきた相手と必ず当たるようになるからです。

これを間違えずに管理する
順位表をまるごと計算し直し、4人ずつに区切り、毎ラウンドごとにコートを割り振る。8人ならペンと紙でもできます。12人、16人、20人が複数コートに散らばると、1回の書き忘れで順位表が狂い、いつも同じことが起きます。誰かが足し算に異議を唱え、計算をやり直す間、大会が止まるのです。
Americano Padel Managerは、この流れを最初から最後まで引き受けます。14対10といった各試合のスコアを入力するだけで、あとはアプリがやります。4人それぞれへの得点の割り当て、順位表のリアルタイム更新、そして更新後の順位と使えるコート数に応じた次ラウンドの生成です。
アプリはMexicanoのClassic、Mixed、Teamの3つのバリエーションに対応し、1面から10面までのコートで使えます。クラブのwi-fiが不安定でもオフラインで動きます。順位表はセッション中ずっと各選手のスマートフォンで見られるので、試合の合間の「今何点だっけ」がなくなり、共有リンクでクラブのテレビに映すこともできます。

4人組のペアの組み方は3通り
1面のコートに入る4人が決まると、残る問題は1つです。誰と誰が組むのか。答えは3通りあり、それぞれまったく違う大会になります。
バランス型:1 + 4 対 2 + 3
組の最上位が最下位と組み、真ん中の2人と対戦します。もっとも普及しているペアリングで、多くのクラブが標準で採用しており、Americano Padel Managerの初期設定でもあります。
利点は、両チームの合計レベルがほぼ同じになることです。試合が競り合いになり、得点もきれいに分かれます。レベルがばらばらのメンバーで和やかに楽しむ夜には、この設定のままがおすすめです。
チャレンジ型:1 + 2 対 3 + 4
組の上位2人が組み、下位2人と対戦します。どちらが有利かがはっきり分かれるので、もう一方のペアには本物の挑戦が生まれます。
この設定は試合の差が開きやすくなりますが、調子のよさが報われます。その時点で強い選手同士が組むからです。バランスよりも競り合いを求める、レベルのそろったグループ向けです。
交互型:1 + 3 対 2 + 4
前の2つの中間です。1位が3位と組み、2位と4位に対戦します。チーム間の差はチャレンジ型より小さく、それでいてバランス型とは組み合わせが変わるので、大会を通してパートナーに変化が出ます。
✓ ペアリングのポイント
競り合う試合にはバランス型、上位を報いるならチャレンジ型、組み合わせに変化をつけるなら交互型。Americano Padel Managerでは、この設定は大会作成時に選び、途中で変更もできます。変更してもすでに行われたラウンドには影響せず、次のラウンドからだけ反映されます。
Mexicano Mixedでは各チームに女性1人と男性1人が必要なので、4人組の分け方は2通りしかありません。Mexicano Teamではそもそもこの問題が起きません。チームが固定されているので、組は対戦する2チームをまとめるだけです。
8人での具体例
8人、コート2面、1試合24点で考えてみます。
第1ラウンド、抽選。 コート1では、AnaとBrunoのペアがClaraとDavidに15対9で勝ちます。コート2では、ElenaとFelipeがGabyとHugoに13対11で勝ちます。
第1ラウンド終了後の順位表です。
| 順位 | 選手 | 得点 |
|---|---|---|
| 1 | Ana | 15 |
| 2 | Bruno | 15 |
| 3 | Elena | 13 |
| 4 | Felipe | 13 |
| 5 | Gaby | 11 |
| 6 | Hugo | 11 |
| 7 | Clara | 9 |
| 8 | David | 9 |
第2ラウンド。 1位から4位(Ana、Bruno、Elena、Felipe)がコート1に入ります。5位から8位(Gaby、Hugo、Clara、David)はコート2です。
バランス型のペアリングなら、コート1はAnaとFelipe(1位と4位)がBrunoとElena(2位と3位)と対戦します。コート2ではGabyとDavidがHugoとClaraと当たります。
AnaとFelipeが14対10で勝ち、GabyとDavidが16対8で勝ったとしましょう。累計はこうなります。Ana 29、Felipe 27、Bruno 25、Elena 23、Gaby 27、David 25、Hugo 19、Clara 17。
第3ラウンド。 この合計で順位表が計算し直され、新しい上位の組はAna(29)、Felipe(27)、Gaby(27)、Bruno(25)でコート1になります。コート2から出発したGabyが、点差の大きい勝利のおかげで上がってきました。まさにこれが狙いどおりの動きです。
同点と最終順位
上の例のFelipeとGabyのように、2人が同じ累計でラウンドを終えることがあります。そしてよく見かける説明とは違い、順位を分けるのに得失点差は役に立ちません。
得失点差で差がつかない理由
サッカーの感覚で、取った点と取られた点を比べたくなります。しかしメキシカーノではこの計算は無意味で、それは形式から直接導かれる結論です。
1試合は固定の合計点まで行います。24点制なら、スコアがどうであれ1試合で必ず24点が2ペアの間で分配されます。4試合を戦った選手は、自分の得点と相手の得点を合わせて合計96点を通過させたことになります。
つまり、試合数が同じで累計も同じ2人は、必然的に同じだけ点を取られているので、得失点差もまったく同じになります。この基準では何ひとつ差がつきません。
本当に差をつけるもの、それは結果
同じ得点の2人を分ける唯一の基準は、その点をどう積み上げたかです。同じ108点でも、3試合を大差で勝って届いた人と、5試合を僅差で落として届いた人では中身がまったく違います。
そこで Americano Padel Manager が適用する順序は次のとおりです。
- 勝ち数、多いほうが上
- 勝ち数が並んだ場合は引き分け数
- 引き分け数も並んだ場合は負け数
3つ目の基準は一見不思議に映ります。負けが多い選手を上に置くからです。これは意図したもので、しかもうまくできています。負けもまた1試合を戦った証だからです。途中から参加して試合数の少ない選手は、特別な例外規定を書かなくても、最初から通して戦った選手の後ろに自然と並びます。
得失点差が出てくるのは最後の手段としてだけで、意味を持つのはこの場面に限られます。つまり、消化した試合数が違う2人を比べるときです。
アプリの順位表で見えているのもこれで、各選手は合計得点に続けて勝ち、引き分け、負けの形で戦績を表示します。
最終ラウンドが終わると、決勝戦もトーナメント表もなく、個人の累計順位表がそのまま優勝者を決めます。首位に立つのは、その日のパートナーが誰であったかに関係なく、セッション全体でもっとも多く得点を積み上げた選手です。ソーシャル大会の2大形式でまだ迷っているなら、AmericanoとMexicanoの比較でそれぞれの使いどころを詳しく説明しています。
メキシカーノの得点に関するよくある質問
メキシカーノ パデルの1試合は何点ですか
1試合は両ペアで分け合う決まった合計点まで行われ、多くの場合16点、24点、32点のいずれかです。クラブでもっとも普及しているのは24点形式で、1試合およそ12分になります。24点形式の試合が14対10で終わっていれば、14と10で24になるので、その試合は最後まで行われています。
メキシカーノで次のラウンドの試合はどう決まりますか
各ラウンドの後に順位表が計算し直され、順位の順に4人ずつの組に区切られます。1位から4位がコート1、5位から8位がコート2、という並びです。各組のなかでもっとも一般的なペアリングは、1位と4位が組み、2位と3位と対戦する形です。
メキシカーノの第1ラウンドは抽選ですか
はい。開始時点では誰も得点を持っておらず、順位表がまだ存在しないからです。第1ラウンドは無作為に組まれ、基準づくりの役割を果たします。第2ラウンドからは実際の順位表をもとに4人組が作られ、レベルが近い選手が集まり始めます。
アメリカーノとメキシカーノで得点の数え方は違いますか
いいえ、配点は同じです。ラリー1本につき1点、1試合あたりの合計点が決まっていて、4人それぞれに個人の得点が入ります。違いは別のところにあります。Americanoではパートナーがあらかじめ決められたローテーションに従います。Mexicanoでは、進行中の順位表が次のラウンドのペアとコートを決めます。
メキシカーノの順位が同点になったらどうなりますか
差をつけるのは結果で、順序は勝ち数、引き分け数、負け数です。この段階で得失点差は使いません。1試合が固定の合計点を分配するため、同じ試合数で同じ累計の2人は必ず同じだけ点を取られており、得失点差も同じになるからです。
参加人数が4の倍数でなくてもメキシカーノはできますか
できます。4人組は順位の順に作られ、あふれた選手は1ラウンド休みになります。難しいのは、この休みをセッション全体で公平に割り振り、いつも同じ人が損をしないようにすることです。Americano Padel Managerのような運営アプリなら、コート数にかかわらずこれを自動で処理します。
Mexicanoの得点は1本1点で数え方は単純ですが、優勝者を決めるためだけのものではありません。ラウンドごとにコートを組み替える生きた順位表を動かし、セッションが進むほど試合を競り合いに近づけていきます。この循環こそがこの形式の面白さであり、同時に手作業では厄介になる理由でもあります。
Americano Padel Managerは、この循環をまるごと引き受けます。スコアの入力、リアルタイムの順位表、選んだペアリング方式に沿った次ラウンドの生成まで。アプリの評価は5点満点中4.9で、75か国以上で使われています。iPhoneとAndroidで無料ダウンロードでき、プレミアムの7日間お試しも付いています。始める前に形式の全体像を知りたい方は、まずMexicanoのルールガイドからどうぞ。